修理の内容は様々であり、簡単なものから複雑なものまであります。
主な作業内容以下の通りです。

• 調整
• 交換
• 割れ、ヒビなどの修復
• ニスの修正（クリーニング、ケース、肩当などの痕）

また、弓の毛替えや修理も行っております。

なお、総合的な音の調整、つまりお客様と意見交換しながら楽器を最良の状態にもっていく調整もやっております。
どうぞお気軽にご相談ください。

楽器は使っているうちに気づかないところで買った時とは違った状態になってきます。駒やPEG（糸巻）などは目で見て状態がわかりますが、魂柱などは内部にあるのでなかなか気づきません。
さらに、古い楽器の調整、修理、少し時間をいただきますが響板をはがしての割れ、魂柱や駒の下など木が薄くなって反っている場合は板なで補強する必要があります。

外れてしまうとガラガラ音がするのでわかりますが、斜めになった状態で止まっているものもあります。魂柱は音に非常に影響を与えるところなので斜めになっている場合は立て直し、調整が必要になります。ただ、倒れている場合などは、長さが短い場合もあり、長いものに作り直す必要があります。

• よくあるのは少し反ってきている場合です。これは駒の削り方に起因するものです。駒を少し削りなおすか、新しく作りなおした方が良い場合もあります。
• 例えば、A線やD線の音が良く出ない、ビビっているなどの場合です。この一因としては駒上部の弦が通る溝が深くなっている場合です。弾いているうちにだんだん弦が食い込み弦の振動が制約をうけており、本来の良い音では鳴りません。
• また、指板が下がってきたため、指板と弦との間隔が広くなっている場合があります。このため弾いているときに指が痛くなります。修理は駒の上部を削って低くして間隔を狭くするのですが、駒を低くするだけでは対応できない場合は、指板を剥がしてネックと指板の間に薄い板を挟む方法があります。

弦が通る溝が狭かったり、また溝のカーブが適切でない場合には、弦が切れたりします。この場合は、溝を切りなおして調整をします。また、ナットの高さが低くなり、弦と指板とが接触した状態の場合は交換が必要になります。

弓、毛替え修理料金

但し、初めての方は赤字の料金です

毛替えだけでお受けしても、古い弓や安価な場合には他の部分（ネジやフロッグなど）に修理が必要な場合があり、その場合は別途相談させてください。